アラフォー男子の探検日誌

冒険、なぞ解き、探究に憧れながら、キャンプにさえ行かないインドア派。ぐうたらアラフォー男子のほとんど空想的探検日誌

土岐石 その四

狭義の土岐石は、ウッドジャスパーですが、日本全国の各地から採れるジャスパーと比較して、質と量いずれにおいても決して勝っているとはいえません。

本当に良質の土岐石は、今ではもう採れないと久しく言われています。

 

その一方で、土岐石を他の産地のジャスパーと比較した場合、特筆すべき点があります。

それは、磨き、切断、加工をしないこと。

自然のままの岩肌を尊び、慈しむことを推奨しています。

 

その流れを最初に定着させたのは、昭和44年に発足した土岐石愛好会の杉浦清初代会長に依るものだったといわれており、その一点こそが土岐石を土岐石として、名声高くさせたことに大きく寄与していると考えられています。

ジャスパーは当然のことながら磨けば艶が出てより美しくなるのは間違いないのですが、美しさよりも、岩肌の醸し出す侘び・寂びの世界を大切にするという観点では、断然磨かない方がよいものです。

その侘び・寂びに繋がる境地に、土岐石をぽんと据えたところに、大きな意義があったものと考えております。