アラフォー男子の探検日誌

冒険、なぞ解き、探究に憧れながら、キャンプにさえ行かないインドア派。ぐうたらアラフォー男子のほとんど空想的探検日誌

バッタリ峠の水晶 〜国産水晶〜

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バッタリ峠の水晶

山梨県甲府市黒平町は、バッタリ鉱山産といわれる水晶。


大きいもので1cm程度の小さな水晶ですが、角閃石や輝石が入ってそれらが水晶内で山状になっており、いわゆる山入り(ファントム)が美しい。

バッタリ鉱山は、山梨県と長野県の境にある金峰山(きんぷさん)の山梨県側。
その昔、地元は黒平(くろべら)の方々の林業に次ぐ仕事として、水晶堀りが行われていました。
ちなみに黒平(くろべら)は、平家の落人伝説のある隔離された山里で、そこから昇仙峡まで山道をおよそ三時間。
取れた水晶を昇仙峡の茶屋に売りに行っていたそうです。
バッタリ鉱山の南側、ほど近くにある水晶峠も有名で、明治初期より民営の水晶採掘事業が認められ、一時期は乙女鉱山のタングステンモリブデンの採掘とともにその近辺はとても賑わっていたそうですが、その後大正期に入り、
輸入鉱物の勢いに押され、鉱山は閉山しました。

 

水晶はやはりブラジル産をはじめとする外国産の方が綺麗で透明度も高いのですが、
それでも何故か「国産」という言葉に惹かれてしまうのは私だけではないと思います。

 

とても小さな欠片ですが、バッタリ鉱山の歴史も踏まえ、なんだかしみじみと何かを感じさせる水晶です。