アラフォー男子の探検日誌

冒険、なぞ解き、探究に憧れながら、キャンプにさえ行かないインドア派。ぐうたらアラフォー男子のほとんど空想的探検日誌

鏃、矢尻、矢じり、石鏃(せきぞく)- その弐

東急ハンズ名古屋店「地球研究室」の出土品特集のイベントに味を占めたわたくしは、再度訪問することに。

対象商品のお買上げでもらえるということですが、出土品特集のイベントブースにあるものであれば何でもよいそうなので、この品にしました。

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対象商品の中には、土器の欠片やマヤの磨製石器、バイキング関連の出土品などなど、貴重なものも多いのですが、やはりそういったものはお値段が高い。

手帳好きなわたくしは、コクヨ測量野帳の堅牢性にも惹かれるので、これに決めました。この「古墳ヤチョー」と書かれた派手な表紙にはちょっとひきますが、これを期に古代関連の調べ物はこの測量野帳に記入しようかな。と。

 

そして本題の矢じりについて。

矢じりを形作るために、ひとかけ一欠け打撃を加えて石片をはぎ取った跡が芸術的です。

この矢じりを紹介した紙片によると、「アメリカで出土した約500~8,000年前の矢じり」とのこと。

500年前? 意外と最近。

それもそのはず、1492年にコロンブスが「新大陸」に上陸から、およそ500年。

コロンブスは先住民であったアメリカン・インディアンについてこう書き残しています。

「彼らは武器を持たないばかりかそれを知らない。私が彼らに刀を見せたところ、無知な彼らは刃を触って怪我をした。 彼らは鉄を全く持っていない。彼らの槍は草の茎で作られている」

 したがって、コロンブス率いるヨーロッパ人が干渉するまで、すなわち今からおよそ500年前まで石器は使われていたことになります。

コロンブスはこうも書き残しています。

「原住民たちは所有に関する概念が希薄であり、彼らの持っているものを『欲しい』といえば彼らは決して『いいえ』と言わない。逆に彼らは『みんなのものだよ』と申し出るのだ」

なんと純粋で穢れなき精神を残していたことか。

その精神は近代文明の侵食により、今はもうありません。

 

アフリカ単一起源説によれば、地球上のヒトの祖先はアフリカで誕生し、その後世界中に伝播していったとされています。

アフリカに残った人々と、500年前のアメリカン・インディアンには、自然を敬い、自然とともに生きるというよく似た文化が残されていました。

近代の人々にとって野蛮だと思われたその文化こそが、本来はヒトが歩むべき道であった気がしてなりません。